サーモウッドの寸法安定性の高さは抜群です

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このサイトはサーモウッドの説明を目的としています

サーモウッドの見積もりと販売は下記の弊社別サイトでご案内しております

法人様向けサイトhttps://www.thermowood.biz
小量・短納期・特注サイズなどのご注文に対応。サーモウッド原板の販売も開始いたしました。先ずは電話・メール・ファックスでお問合せください。

個人様向けサイトhttps://www.diy-wooddeck.com
サーモウッドの特徴を活かしたウッドデッキ作成方法(DIY入門編)、椅子やテーブルなど作成方法、塗料の塗り方などを説明しています。木材の重要な基礎知識、サーモウッドと推奨ビスの販売をしています。

サーモウッドの特筆すべき特長=寸法安定性

サーモウッドは耐久性だけではなく、寸法安定性が非常に良い商品です。
サーモウッドの優れた特長に順位をつけるとすると、一番目となるのが「寸法安定性」となります。特に加熱処理温度212℃のThermo-Dの寸法安定性は素晴らしく、7年間屋外放置したThermo-Dにはねじれ・反り・曲がりが発生していませんサーモウッドの開発目的である「エコロジーな耐久性木材処理」は二番目となります。(あくまでも私見ですが)
従いまして、サーモウッドによるデッキ等の施工では寸法安定性を活かした施工とすべきです。
詳細は次のコーナー「サーモウッドJ-DECK」の「施工ヒント」のページに記載いたしました。

用語説明:相対湿度・平衡含水率・膨脹収縮率

サーモウッドの寸法安定性を説明するには、相対湿度・木材の平衡含水率・木材の膨張収縮率の説明が必要となります。

相対湿度:大気中の水分量は湿度で表され、日常的には天気予報でも使用されている相対湿度が一般的です。
ここでの説明は湿度=相対湿度とさせていただきます。

平衡含水率(へいこうがんすいりつ):木材は大気中の水分を吸うと膨らみ、木材内部の水分を大気中に排出すると縮みます。
木材内部の水分が大気中の湿度に見合ったときに吸湿も排湿も停止します。この状態(平衡状態)の木材内の水分(含水率)を平衡含水率と言います。
木材の平衡含水率は地域ごとに異なり季節により変動します。ここでの説明では針葉樹木材の平衡含水率は8%(乾燥時期)から16%(多湿時期)と仮定します。

木材の接線方法または半径方向の膨脹収縮率:木材は湿度の吸湿排湿により膨脹収縮しますが、樹種により膨脹率や収縮率は異なります。膨脹率と収縮率は同じ値とみなす事ができるため膨張収縮率とします。
木材には柾目と板目がありますが、柾目(学問的には丸太の半径方向)と板目(同、接線方向)では膨張収縮率は異なり板目は柾目の約2倍の膨張収縮率となります。


サーモウッドの寸法安定性が良い理由

木材は大気中の水分(湿度)の変動により膨張(吸湿時)したり収縮(排湿時)したりしています。
この湿度の変動による木材のサイズの変動率を膨張収縮率と言いますが、膨張収縮率は樹種により異なります。
膨張収縮率が低い(小さい)樹種を寸法安定性が良い木材と言います。

サーモウッドの膨張収縮率は低い

サーモウッドと原材料(Whitewood=北欧のスプルース)の膨張収縮率を対比したグラフは下図となります。
(VTT「加熱処理木材最終報告書」、finnforest「サーモウッドハンドブック」を参考に加筆作成)

サーモウッド処理前と処理後の膨張収縮率対比図

注意:このグラフは「サーモウッドハンドブック」(フィンランドサーモウッド協会発行、08.04.2003=2003年4月8日)にも記載されていますが、同書の半径方向の膨脹率の図(page11-4、Figure8-4)は縦軸の数値が記載ミスされています。同ハンドブックの次回改訂版では正しい値に訂正されます。

給排湿機能の半減⇒膨張収縮率の半減

木材の吸湿排湿は主に非結晶セルロールとヘミセルロースが行います。加熱処理により人工的に数百年の木材に経年変化されたサーモウッドは非結晶セルロースとヘミセルロースが減少し給排湿機能は半減しています。

平衡含水率の半減

東京地区のパイン材やスプルース材の年間平衡含水率は8%から16%(あくまでも目安です)であり年間で8%変動します。これに対しサーモウッドの平衡含水率は、平衡含水率自体が低く4%から7%となり、平衡含水率の変動幅は半減(3%程度の変動幅)しています。

サーモウッドは含水率は4%から6%で生産されている

サーモウッド生産時の含水率は非常に低い4%から6%で生産されています。
一般的な木材乾燥材(人工乾燥材=KD材)の含水率は、北米産ツーバーフォー用木材は約20%、欧州製材品は約16%から18%、集成材原材料(ラミナー)は16%以下(14%前後)であるため、平衡含水率より高い含水率で生産されています。このため、これら一般的な乾燥材は生産直後から平衡含水率になるまで製材品内の水分を大気中に放出しるため僅かですがサイズは収縮します。
サーモウッドは含水率4%から6%で生産され、サーモウッドの平衡含水率に近い(1%から2%低い)含水率で生産されています。

以上より、サーモウッドは大気中の湿度変動の影響を受けにくい商品となっています。このため、他の木材より寸法安定性が高い(良い)商品となっています。生産時の含水率は平衡含水率より僅かに低いため大気中の湿度を吸湿し平衡状態となります。これがサーモウッドだけが木裏に側に反る要因となっています。
人工的に、しかもエコロジーな処理方法で、木材の寸法安定性を高め、木裏反りする性質はサーモウッドの最大の特長ではないでしょうか。

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